モロッコガラス・ランタン

2023.12.02 Saturday 11:08

 

 

ご無沙汰しております。キャンドル屋の店主でございますおじぎ

 

早いもので、もう師走。

うだうだしている内に、今年もクリスマスシーズンを逃してしまいそうです。

 

先月、このモロッコガラスのランタンを見つけ、早速仕入れてみました。

 

中でティーライトを灯す構造になってます。

 

 

 

これ1個、窓辺に飾るだけでもクリスマス気分がぐっと盛り上がり、個人的には超お気に入り。

 

皆さまにもご紹介しようか、どうしようか・・

 

 

またしても「遅きに失した」感がありますが、どなたかに届くことを願って、慌ただしいですが、ざっと情報をアップしておきますね。

 

 

デザインはモロッコ調なんですが、製造はMade in China。

 

なので、細部の作りは"それなり"です😅

 

でも、やや離れた場所から眺めるものですから、気にならないと言えば気にならない・・

 

 

昼間は自然光、夜はキャンドルの灯火に照らされ、昼夜それぞれの表情で楽しませてくれます。

 

 

 

 

 

 

個人用に仕入れたものなので、原品限りとなりますが、ティーライトを5個お付けしてご提供します。

 

縁取りは、金と黒の2種類。

 

 

早い者勝ち・・このブログを目にされたラッキーなお方の元へ!

(と言いましても、超過疎の限界集落ブログですから慌てなくても大丈夫ですよ〜😊)

 

 

ご購入はこちら

 

 

これから外出でございます。

 

せわしないことで、すんまへ〜んおじぎ

 

 

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虚無感

2023.11.07 Tuesday 12:58

「崖っぷち」な感じ、全体の空気感が・・

 

 

グローバルにもローカルにも、物騒な事件が多発してはいるものの、周りを見渡せば、一見「平穏」な日常が続いているし、

 

会う人は皆、何事もないように「ふつう」に振る舞っているけれど・・

 

 

 

皆それぞれに、結構*ギリギリ*なんじゃないんだろうか。

 

 

 

とか言いながら、やたらお腹が空くので、気の向くままにおやつを食べ、今日もダラダラしている。

 

昨日は、夕方異様な眠気に襲われ、いつものように早寝をしたが、3時ごろに目が覚めてしまい、二度寝することもなく、今も(午後1時)目がぱっちり・・

 

 

 

こんな時は、どんより沈むしかない。

 

 

今日は、そうすることにする。

 

 

 

 

 

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虫と日本語(改訂版)

2023.11.04 Saturday 10:09

 

またまた2ヶ月もご無沙汰してしまいました。

 

面倒な仕事を真面目にこなしたり、急にヒマになって不貞腐れたり、あくなき追究(やめられないw)のために遠方に出掛けたり・・

 

そんなこんなの中、TOLAND VLOGさんの動画でペンキ画家SHOGENさんのことを知り、彼がアフリカのブンジュ村で体験したお話が、あまりにもドストライクな内容だったので、すっかりマイブームになっておりました。

 

素直に感動して、うるうる来ちゃうんですが、このお話に共鳴する人間にとっては、ある意味「当たり前すぎる」んですよね。

 

 

こんなにも「あったりめ〜」な事が、いつの間にか通じない世の中になってしまっている・・

 

日本人にとって一番自然なありようが、日本人同士で理解・共有できなくなりつつある・・

 

誠に由々しき問題でありますが、こういう話が世に出てくるようになり、多くの人の共感を呼んでいるということは、いよいよ「物質文明」が終わりを迎え、「心の時代」が到来しつつあるという顕著な兆しなのでしょう。

 

 

SHOGENさんのお話は何度聞いても飽きる事がなく、つい最近出版された冒頭のご著書もいち早く予約しました。

 

発売日に既に2刷になっていて、我が家にも予定より数日遅れで配達され、SHOGENさんの部分だけ一気読みしちゃいました。

 

いや〜〜、いいですねぇ、挿絵も。

 

この気分を壊したくないので、後半は読んでいません。

(共著者のひすいこうたろうさん、ゴメンなさい。この本を世に出した最大の功労者なのに・・)

 

 

で、SHOGENさんがしょっちゅう口にされる「日本人は虫とお話ができる稀有な民族」というお話・・ 

 

少々こそばゆいですが、私、昆虫と仲が良いことだけは昔からの取り柄でして、このブログでも2010年に「昆虫にもてる女?」という記事を投稿してます。

 

仲間が名乗り出てくれるかなぁ〜と、密かに期待してたんですが、あれから13年経っても同類の「人間」は私の前には現れず、相変わらず蝶々やトンボや名前の知らない虫ばかりが近寄って来る・・

 

寂しいよなぁ・・と思って作ったのがこちらの歌(2005年作):

 

 

2005年かぁ・・ 20年前 既に「待ちくたびれて」いたんだなぁ・・

 

SHOGENさんのお話がポピュラーになるにつれ、「私も虫と仲良しで〜す💕」みたいな人が、続々と出てくるんだろうなぁ・・

 

「寂しい」とか言ってたクセに、そうなると逃げ出したくなるのよねぇ(とことん天邪鬼ですわw)

 

 

なので、私見を述べさせていただくと、

 

「虫とお話」するのは、日本人やポリネシア人の専売特許じゃないと私は思っています。

 

現に、在米時代、草花や動物や海や山とお話するアメリカ人と何度も遭遇しました。

 

何かの本(著者は米国人)で、家に侵入するアリの大群に「迷惑だからやめてくれ。さもないと殺虫剤で・・」と脅し(交渉し)たら、翌日から急に姿を消した、なんて逸話も読んだ記憶があります。

 

 

私も、虫とお話をするときは英語です。

(上の歌も、英語で書いてます)

 

日本語だと、何か違う感じがするんですよね(あくまで、私個人にとって)。

 

 

日本語を喋る日本人としての私は、虫とお話するキャラじゃないんですよ。

 

アメリカ人の友人(女性)が、「フランス語を喋ると別人格になり、より自由に振る舞える」と言ってたのと似てるかな。

 

カナダで出会った日本人外交官が、「妻に向かって愛を囁くには、英語よりもアラビア語がいい」と仰ってたことにも通じるような・・

 

 

「社会的な刷り込み」みたいなものですかね。

 

日本人キャラの私が、(例えば)仲が良すぎる親友に、愛情表現したいと思ったとき、

 

面と向かって褒め言葉は言いにくい。

 

どうしても、目を合わさずに思いっきり悪態をつく、

 

みたいな感じになってしまう。

 

虫に対しても同じ。

 

 

でも、英語キャラならば、相手の顔をしっかり見て、

 

"Hey, look at you. So neat..."  とか平気で言えちゃいますからね。

 

 

そういう意味では、(現代の)日本語とか日本文化って、ちょっと面倒臭い・・

 

あくまで、私個人の「社会的な縛り」みたいなものなんでしょうけど。

 

 

その縛りから解放されるために、外国語や外国文化の力を借りている・・

 

もうちょっと掘り下げれば、虫とお話する感性って、言語というより、非言語コミュニケーションに近いのでしょうね。

 

 

それは、日本人だけのものではない筈だけれど、我々日本人は、それを「思い出しやすい環境」の中で生まれ育った恵まれた民族なのだろう、と。

 

 

であるからこそ、忘れかけられているものを取り戻し、広めていく役割を担っているのかも知れません。

 

 

 

今日も空を見上げ、虫たちに、その思いを託してみましょうか。

 

いつか、きっと届くと信じて・・

 

 

 

 

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2023年 成長の夏

2023.09.01 Friday 11:22

ご無沙汰しております。

 

前回の投稿から2ヶ月半近く経ってしまいましたが、皆さまお元気でお過ごしでしょうか。

 

 

今日から9月。

 

朝夕に秋の気配が感じられ、延々と続いた酷暑も、そろそろ終わりが見えてきましたね。

 

 

よく「夏休みは成長の時」などと言われますが、それは子供(学生)時代の話であって、ある程度の年齢になると、夏は成長どころか、とにかく無理せず、暑さにやられないよう、なんとか凌ぐだけの季節でしかなく・・

 

 

が、今年は違いました。

 

この、ほぼ高齢者のワタクシにとっても(あくまで主観的にですが)「大きく成長した」と感じられるひと夏でございました。

 

 

久しぶりだな〜、この感じ。 

 

高校生、大学生、いや、二十代の頃は、まだそういう夏があったよなぁ〜

 

でも、子供を産んでからというもの、夏の終わりにそんな風に感じたこと、記憶にないですもんねぇ〜

 

 

とまぁ、思わせぶりな書き方で申し訳ないですが、読者数も極めて少ないこのブログなので、個人の記録として、この夏の主な出来事を書き留めておくことにします。

 

1. 武術の合宿

 

2. 同窓生とカラオケ大会

 

3. 新しい仕事

 

 

1の「合宿」では、師匠にいわゆる「奥義」「秘伝」的なものを教えていただきました。

 

と言っても、「ちょっとしたコツ」や「ヒント」のようなものであって、それを自分のものにできるかどうかは、その後の研鑽にかかってはいるんですけどね。

 

でもね、その「コツ」を教えていただける段階に至るまでに、積み重ねてきたものがある訳ですよ("コツコツ"と〜笑)。

 

自主練しかり、師匠や兄弟弟子との信頼関係の構築しかり。

 

「武道」は「道」ですからね。技だけ磨いてりゃいいってもんじゃない訳ですから。

 

合宿を終え、「成長のヒント」をたくさんいただけたことを兄弟子たち(私より1〜2回り年下の武闘派のお兄様たち)と共に喜び合えた・・これ、色んな意味で達成感があり、嬉しかったです。

 

 

 

2の「カラオケ大会」は、私が企画しました。

 

数ヶ月前に他界した同窓生(Mちゃん)の弔いを兼ね、70年代ソングを歌おう!(そして笑おう!)と、高校時代の演劇部の仲間に呼びかけたのです。

 

たったそれだけのことですが、言い出しっぺとして、皆のスケジュールや意向をまとめるのは、それなりに大変で・・

 

以前の私なら、「やっぱり地球人とは一緒に遊べない(苦笑)」と、諦めてしまったところですが、武術の修練のお陰なのか、年の功なのか、ワタクシ、だいぶ大人になりまして、昔の自分では考えられない"忍耐と寛容"でもって、この会を実現させました。

 

なぜ私が、今、この時期に「カラオケ大会」をやることにここまで熱く挑んだのか・・ 多分、誰も真意を汲み取ってはくれなかったでしょう。


「私はどっちでもいいです😌」だの、「みんなに合わせま〜す❤️」だの・・  温度差ありすぎ!!

 

が、しかし、だ。

エンパスな私としては「みんなの気持ち」を汲み取って発起人になってる訳だから、こういう上っ面の言葉に惑わされててはイカン・・と、自分に発破をかけまして、2〜3ヶ月時間をかけ、じわじわと攻めることにいたしました。

 

「攻める」って言ったって、実際はその逆、「できるだけ攻めない(間合いをたくさんとる、陽圧より陰圧を使う等)」というアプローチで参りました。

 

これも、武術から学んだことかも知れませんね。

 

いずれにせよ、カラオケ大会が終わってみれば、みんな満面の笑顔。

そして「忘れられない夏になった」とか、「久しぶりに心が大きく動いた」とか・・ 

 

やっぱ、思った通りじゃん! 世話が焼ける奴らだ・・と言いたいところだけど、一番感動したのはこの私でした。

 

「世の中に居場所がない」と思い込みがちな私に、こういう場を与えてくれて、みんな、本当にありがとう(今でも思い出すと涙が…)。

 

 

 

そして3の「新しい仕事」・・

 

「新しい」と言っても、30年間続けてきた翻訳業の延長として依頼があったものです。

 

若者が書いた英文エッセイに関わるものだったんですけど、数百名分の文章を読ませていただきました。

 

翻訳業で培ってきた多分野の知識だけでなく、HSPで引きこもりだったこととか、「帰国子女」としてアイデンティティの危機に瀕したこととか、私が個人的に経験したからこそ理解できる内容も多々ありました。

 

 

これからの地球を背負っていく若者を発掘するお仕事の一端を担わせていただく訳ですからね。

私としては、当然、私なりの*熱い思い*がある訳ですよ(笑)。

 

「客観的で中立に」を心がけながらも、ビビっとくる文章と遭遇しちゃうことはございますし、(他人からすれば)意味不明の涙を流してしまうことだってある訳で・・

 

 

まぁ、これ以上具体的なことは書けませんが、私としては「希望の光」を見た・・

 

若者からも、そして、そういう若者に触れる機会を持てた自分に対しても・・

 

 

自分の経験値をここまで総動員して取り組める仕事とは思っていなかったので、日々感動の連続でした。

 

 

「総動員」とは書いたけど、まだ使いきれていない部分も明らかになってきました。

 

そこを動かすことができたら、私、ほんと、本当に、幸せだなぁ〜〜

 

諦めず、悲観せずに、これからも、コツコツ、それを目指して行こう!

 

 

そう思えている、2023年の初秋でありました。

 

 

 

 

 

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ランチ休憩を兼ねた補足

2023.06.23 Friday 12:51

昨日の記事は、読み直しもせずアップしてしまいました。

 

文章の完成度よりも、タイミングの方が重要な気がして・・

 

 

午後の仕事用にエネルギーを温存しておきたいので、補足をちょっとだけ殴り書き:

 

 

夏至前後の今回の「波」は、またまた記録破りの大変化。

 

こういう時は、体調も心も乱れがちになります。

 

一過性のことと達観できればいいですが、症状が深刻で長続きすると、流石に心配になってきますよね。

 

 

私は「健康オタク」の面もあるし、基本はコツコツが苦手なので、一気に改善してくれる究極のテクノロジーだったり、健康法だったり、サプリ等々をひたすら物色していた時代がありました。

 

その時代は卒業したものの、今でもやはり、良さげなものには触手がのびます。

 

開発側も日々進化してますから、「スグレモノ」は次々に現れますしね。

 

「これさえあれば安心」と思わせてくれるスグレモノがあれば、旅行時も携帯したりして、お守りがわりにもなってくれます。

 

 

ただ、これだけ地球(&それを取り巻く宇宙)の波動(周波数)が短期間で激変している今、今日のスグレモノが明日も同じ効果をもたらしてくれるとは限らない。

 

今まで全幅の信頼を寄せていたものが怪しくなってくると、安心感が根底から揺らぎます。

 

そうなった時の方がむしろ怖い・・

 

 

 

この時代、既存のテクノロジーは、あっという間に陳腐化する。

 

であれば、ユーザーである人間本体をアップグレードした方が、結局は早いんじゃね? という話になりますよね。

 

 

そのためには、どうすれば良いのか・・

 

まぁ、アップグレードは*自然に*起こるもののような気もしますが、それを意識できた方が、心理的に楽な面はあるでしょう。

 

結局は、Geoff氏(St. Germain)が言っていたように、「魂の光を放つ(光らせないようにするのをやめる)」ことなのでしょうね。

 

言い換えれば、「自分をとことん信じる」

 

 

スピ系界隈では言い古された耳タコな話ではありますが、「自分を信じる」ってどういうことなのか、そもそも「自分」て何?という問い(最終的な正解は多分ない)を、より意識して生きることが必須になる時節に突入したのではないかという気もしております。

 

 

(ランチ休憩これにて終了)

 

 

 

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I am ready

2023.06.22 Thursday 14:54

 

YouTubeのおすすめ動画で見つけました。

 

St. Germain(サンジェルマン)のチャネラーとして有名なCrimson CircleのGeoff Hoppe氏です。懐かし〜

 

15〜20年くらい前までは、Crimson Circleの月例集会(?)の模様をほぼ毎回見てましたが、いわゆる"スピリチャル"に興味を失うにつれ、すっかり縁遠くなってました。

 

その当時でさえ、Crimson Circleの会員は、若い頃ニューエイジにハマった初老の団塊世代が多かったので、日本の新興宗教と同じく、教祖様が歳をとるにつれて会員も老齢化し、若い世代の新規入会者はほとんどおらず、先細りするばかりだろう・・

 

と、勝手に想像してましたが、全然そんなことはなかったようです。

 

Geoffさんも奥様も、いまだに若々しくてびっくり。

 

しかも、以前より声にも優しさとパワーが感じられ、メッセージも色褪せておらず、むしろ今の時代にこそ当て嵌まると感じられます。

 

 

「他人や世界を変える必要はない。ヒーリングもカウンセリングもいらない」

 

「アセンションとは、グローバル(地球規模)のものではなく、パーソナル(個人的)なものだ」

 

「外に向けて活動する必要はない。喩えて言えば、ただ公園のベンチに座り、自らの魂を灯し、光を放っているだけで良い」

 

 

もうちょっと詳しく書きたかったのですが、やや急ぎの仕事の依頼が入ったので、

 

今日はただ、「I am ready.」とだけ、宣言しておきます。

 

 

あ、ついでにもう一つ。

 

上記番組のインタビュアーが、チャネリングを終えたGeoff氏に「今、体の調子はどうですか?」と質問します。

 

「高次のエネルギーが全身を洗い流すように肉体に降り注ぎ、とても気持ちが良い。(体力を消耗するから)お腹がめっちゃ減るけれども・・」

 

Geoff氏は、そう笑顔で答えた後、「ただ、チャネリングの後は、しばらく一人になりたい」とも言います。

 

素っ裸のような、赤肌を潮風に晒しているような状態になるから、できるだけ刺激のない場所で、静かにしていたいのでしょうね。

 

 

高次の視点を獲得しても、世界は悲しみに満ちている。それを感じない筈はない。

 

多くの悲しみの前で、何もできない自分。「これ以上、地球に留まる理由などあるのか」と思ってしまう。

 

何もかも色褪せて見える。以前あれ程やり甲斐を感じていた事にも、情熱は失せている・・

 

 

ただ、これらは、典型的な「兆候」とも言える。

 

これらを感じているあなたは、感じているからこそ、*居残る*べきなのだ。

 

 

(尻切れトンボで恐縮ですが、これにて失礼します〜)

 

 

 

 

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何もしていない時に、していることがある

2023.06.19 Monday 15:12

 

数ヶ月ぶりに、仕事も武術の稽古もない週末が訪れたので、1週間ほど前に取り寄せていた『わたしは灰猫』を読むことにした。

 

著者の青山繁晴氏のことは、比較的最近、保守系のYouTube番組を通じて知った。

 

青山氏の豊かな見識と行動力、品性、そして祖国を愛する熱いお気持ちと覚悟・・どれも尊敬に値する。が、尊敬以上になることはなかった。氏の近著『夜想交叉路』を読むまでは・・

 

 

『夜想…』を読み終えたのは、3月だっただろうか。

 

抜け切るのに丸10日かかった「大規模デトックス」の少し前だったように思う。

 

それまで自分を保っていたものがボロボロ崩れ落ちていくのを、ただぼぉ〜っと眺めているような時だった。

 

 

ストーリーは殆ど憶えていない。

 

登場人物の関係性が複雑で、複数の時代が錯綜しながら物語が展開する。

 

人物相関図を書きながら読む人や、2度3度読み返す人が少なからずいることを、青山氏の番組に寄せられる読者の感想で知り、私も読み返そうと思ったが、今、その本は私の手元にない。

 

 

一気読みするのが勿体無いと感じて、最初の数章の後、一時読むのを中断していた。

 

ちょうど東京に日帰り旅行をする予定があったので、往復の新幹線でゆっくり読もうと考えていたが、結局行きの車中で読了してしまった。

 

読んでいて、いや、本に触っているだけで、胸がシクシク痛んだ。

 

それは耽美的な痛みではあったけれど、痛すぎて耐えきれず、痛みを散らしたくて、この痛みを分かち合ってくれるであろう友人のところに本を送ってしまったのだ。

 

相手方には迷惑だったかも知れないが、おかげで痛みのいくばくかを散らすことができた。

 

 

それから例のデトックスが起こり、それ以後は、痛みが徐々に(時には一気にすぅ〜っと)消えていった。

 

が、また新たな痛みが湧いて出て、それと向き合ったり、意図してスルーしたり、仕事と武術の合間は、ただひたすらダラダラしながら、それとのやりとりを重ねる日々・・

 

 

そして昨日。

関東地方は猛暑のところもあったようだが、こちらの地元は比較的涼しく、風も心地よく・・なのに、気分はどんより沈んでいた。

 

 

ここ数年の間にあちらの世界に旅立った親しかった人々のことを思いながら『灰猫』をゆっくり読んだ。

 

「命の意味がわからない」と心で呟く主人公と深く同調しながら・・

 

 

でも最後は、主人公も灰猫さんも「いのち」の意味について、何かを感じた(表現した)のだと思う。

 

意味がわかったとか、意味があるとかないとか、そういう事でもなく・・

 

 

青山氏は、こういう世界を知りながら、なぜ政(マツリゴト)に奔走されるのだろう?

 

 

知っているからこそ、なのか・・

 

 

 

開けて月曜日(今日)。

 

昨晩遅くに入った一本のLINEが契機となり、私もまた、希望を持っても良いのだと思えるようになった。

 

 

 

これからも、多くの人が旅立っていくだろう。

 

私は当分居残るような気がしているが、意外とあっさり見切りをつける事だってありうる。

 

先のことは、考えたってしょーがない。

 

 

いずれにせよ、「痛み」をじっくり噛み締める機会を持てたことで、私の人生はより豊かになった。

 

何もかも*思い通り*に物事が円滑に進む世界がデフォルトと思い込んでいる人種にとり、この体験はとても貴重で、かけがえのないものだ。

 

 

「光の世界」より、こっちの方がはるかに面白い

 

 

 

よね?

 

 

 

 

 

 

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いきなり”つづき”(笑)

2023.06.13 Tuesday 11:45

最近は頭痛がない・・と書いたけど、実は日曜日は久々の頭痛でした。

 

土曜〜日曜にかけての夜中、変な物音に深い眠りを邪魔され、騒音の原因を突き止めるために家の中をウロウロしてたら、すっかり目が冴え、ようやく眠りに落ちたのは6時近かったでしょうか。

 

かなりリアルな夢を延々と見て、9時近くにやっと起床したものの、後頭部が・・・

 

 

寝不足のせいと思ってましたが、さっき久々にチェックしたアクセスログにあった過去記事を読んでみたら、「もしかして小脳のアップグレード?」と思っちゃいました。知らんけどw

 

 

 

ま、それはさておきまして・・

 

 

4月・5月は、自治会の組長当番だったんですが、ちょうど1ヶ月くらい前の日曜日、太極拳の早朝稽古から戻ったところ、「大至急」の付箋がついた回覧板が届いていました。

 

ご近所さんの訃報だったんですが、中身を読んでびっくり。

 

なんと、高校の同級生ではないですか。しかも同じ部活(演劇部)、子供同士も同級生。

 

3年前に旅立ったママ友Aの次女さんとも、同級生でした。

 

そして、程なくして分かったのですが、死因もAと同じ膵臓癌でした。

 

その同級生のことを、Mちゃんと呼ぶことにします。

 

演劇部仲間には医療関係者が何人かいて、Mちゃんは、その内の一人に、在宅医療について相談していたようです。

 

Aと同じで、治療のしようがないから病院にはいられず、多分ホスピスは順番待ちとなり、在宅医療という形になったのだろうと思います。

 

 

でも、相談を受けた看護師の友人によれば、Mちゃんは自分の運命と静かに向き合い、体調が許せばご家族とも旅行などに出かけ、できるだけ良い時間を過ごすよう務めたという話でした。

 

 

たまたま私がご近所で組長をやっていたため、いち早く訃報を知ることができ、同窓生と共同で供花できたのが、せめてもの(あくまでこちら側の)救いでした。

 

お通夜で見たMちゃんの祭壇の写真・・やつれてはいたけれど、相変わらずフォトジェニックな笑顔。多分、ご家族で旅行された時に撮ったのかな。

 

AとMちゃんは、同じ病気で似たような経過を辿ったけれど、最後の日々やお葬式の景色はある意味対照的だった。

 

 

どっちがどうというのではなく・・AはAらしく、MちゃんはMちゃんらしく逝った、ということなのだろう。

 

 

 

Aが何度目かの検査入院を終えて一時帰宅した際、とある(一部界隈では全国的に有名な)禅僧の家にアポなしで飛び込んだことがある。

 

詳細は省くが、その禅僧とは、その数ヶ月前に知り合ったばかりだった。

公の場所で説法を拝聴した際、携帯番号をいただいたので、勇気を奮って連絡し、ご自宅に伺って個人的にお話をさせていただいた。

 

 

今まで知らなかった地元の歴史、お寺の本来の役割等々、面白い話をたくさん伺った。

 

僧侶とは、悩みや苦しみを抱える人々の相談相手となり、導くことによって、ファンを作るものだ

 

檀家という制度で縛るのではなく、「自分の葬式には、このお坊さんにお教をあげてもらいたい」と思ってもらえるようなファンを増やして、対価をいただくのが、お寺経営の本来のあり方である・・

 

私の言葉だと語弊があるかも知れないが、そんな趣旨の話も伺ったように記憶している。

 

私は、その老師とAを会わせたいと思っていた。

 

 

 

心の迷いが少しでも晴れれば・・それに、お葬式やお墓のことも、遺族任せじゃなくて、自分で決めて、準備したくないか? 

 

まだ奇跡が起きて回復するという一縷の望みを握りしめているAに対して、そんなことを考える私は残酷、非常識なのだろうか。

 

んな訳ないでしょ。もう、ここまで来ちゃってるんだから・・

 

もちろん、当事者でない私がそう言うのは簡単だよ。私だって、たかが初期の乳がんで、あんなに取り乱したじゃないか。

 

いや、だけど、いや、だからこそ、こういう時こそ、腹を括らなきゃ、しょーがないだろうが・・

 

 

 

 

そして、*ありえない偶然*(不遜を承知で言えば、私にしてみれば当然・必然)によって、私とAはアポなしで老師の家に招き入れられた。

 

Aは自分の現状を老師に説明した。

 

「最後まで諦めないで生き抜こう」という思いと、「体は所詮”借り物”なのだから、執着を捨てよう」という考えの狭間で揺れていると。

 

 

老師はAの話を遮りはしなかったが、ズバッと言い放った。

 

「残酷なようだが、はっきり言わせていただく。私も2年前に膵臓癌の妻を自宅で看取った。だからわかる。治ることはない。残り時間が迫っている今だからこそ、見えるものがある。今が、悟りの絶好のチャンスなのです。」

 

 

 

そう言われて、「はい、確かに!」と一瞬で気持ちが切り替わる人は滅多にいないのかも知れないが、老師の言葉は、その場のAにとっては、想像以上に厳しく辛いものだったのかも知れない。

 

老師と私が二人がかりで、「どうせお前は死ぬのだ。観念しろ!」と、Aに詰め寄っているのだから・・

 

 

Aは、帰りの車の中で、「五里霧中だよ…」と、これ以上ない暗い声で、その時の心情を私に吐露した。

 

でも、その1時間後に*偶々*開催されることになっていた老師のお話会に参加したいと自ら願い出て、それが終わる頃には、生き生きとした笑顔になっていた。

 

 

私自身は、その「お話会」には参加しなかった。

 

仕事が忙しかったのもあるし、数ヶ月前に参加した時は、全国から集まった悩み多き人々が、延々と愚痴をこぼしては、同じ結論(頭で考えた正解)に行き着くという堂々巡りをやってるのを見て、もう良いと思ってしまったのだ。

 

 

だから、Aをその会場に送迎するだけにとどめた。

 

Aを会場に送り届けた時、駐車場で、僧衣に着替えた老師と鉢合わせした。

 

つい1時間前、ご自宅で作務衣姿で私たちに接見してくださった老師だ。

 

私は、Aの腰に軽く手を当てつつ、老師の目を見て「お願いします」と言い、頭を下げた。

 

老師も、私の目の奥の奥に向かって、深くうなづいてくださった。

 

 

Aには、参加者が延々ぐちをこぼす場に座り続けるのはしんどいだろうから、帰りたくなったらいつでもメールをくれと伝えてあった。

 

しかし、終了時間が近づいても、一向にAから連絡が来ない。

 

終了時間10分を過ぎて、ようやくメールが入った。

 

 

あの体調で、よく最後まで居残れたな、と思ったが、迎えに行ってみると、他の参加者さんたちと別れを惜しむように元気に挨拶を交わしていた。

 

後で聞いてみると、その日はすっかり「Aのためのお話会」になったそうだ。

 

 

そりゃそうか。余命数ヶ月であんなに痩せこけたAが、最後の力を振り絞ってあの場に臨んでいるのだから、他の人の悩みや迷いなんて、屁のようなもの。

 

Aのおかげで、みんなの悩みも吹っ飛び、Aはそのみんなから、優しさとエネルギーをいっぱいいただいた。

 

ウィンウィンでよかったね。

 

 

非常に濃い1日だったが、Aはその夜も、更に娘さんと外出をすることになっていた。

 

それは、激しい痛みを抱えるAにとって、地獄の苦しみの数時間となった筈だが、Aは立派にそれをやり遂げた。

 

 

 

Aが私服で外出できたのは、それが最後だった。

 

 

 

(続きは、またいつか・・)

 

 

 

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わ〜、また2ヶ月経ってしまいました

2023.06.13 Tuesday 09:41

光陰矢の如しでございます。

 

あれから、仕事の依頼が引も切らず、もちろん、ありがたいことではあるのですが、ヘトヘトになっておりました。

 

 

それでなくても、5月は大変でしたよね〜

 

太陽活動も活発でしたし、それに伴ってか、地磁気の乱れも半端なく・・

 

自律神経も乱れがちで、こういう時、以前は頭痛になってたんですが、最近は胃腸(特に胃)に来るようになり、

 

いやはや、しんどかったです。

 

 

ただ、5月を過ぎれは・・という何となくの予感はあり、案の定、最後の週末が明けた頃には落ち着いてきました。

 

今回は、DNAが書き変わったんじゃないか・・くらいのキョーレツな「一波(ひとなみ)」でしたよね。

 

体も神経もヨレヨレでしたが、体の芯から新たな生命力が湧いてくるような感覚もあり・・

 

いやはや、ご苦労さんでございました。

 

 

 

そうこうする内、世の中は猛烈な勢いでカオス化し、眼に見える事象だけを追えば、世界(人間社会)は崩壊の一途を辿っているとしか言いようがありません。

 

こういう時、どうやって、平常心を保つか・・

 

 

 

これについて、つらつらと考えて来たことがあるんですが、なぜか頭がぼーーーーっとして言葉が出てこないので、今日はここで終了といたします。

 

 

 

(また2ヶ月も経たない内に、つづきが書けますように🙏)

 

 

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続きを書きたかったのですが…

2023.04.12 Wednesday 07:09

少々厄介な技術系の仕事の依頼が入りまして、納期的に余裕はあるんですが、頭の中で整理・目処がつくまで、ブログの方に集中できそうもありません。

 

 

・・と言いつつ、

 

ついでだから書いちゃうと、1〜2ヶ月前からChatGPTを使い始めて、なかなか重宝してます。

 

日本語版はまだ完成度が低いようですが、英語版はかなり役に立ちます。

 

特に、翻訳原稿を文系ではない技術者が書いている場合、主語と述語が繋がっていなかったり、ほとんど日本語をなしていない文章に専門用語のオンパレード・・業界人にはあっさり通じるけれど、そうでなければチンプンカンプン、なんてことも多く、そんな時に、自分の解釈であっているかを相談できるので、とても便利です。

 

 

しかも、接客ノウハウもインプットされてるようなので、応対が丁寧で、使っていて気持ちがいい。

 

どこぞの大手IT企業のカスタマーサービスとチャットでやり取りするより、更にプロフェッショナルな印象。

 

相手がAIでも、なんとなく人格を感じてしまい、ついついこちらも、丁寧な言葉遣いをしてしまう・・

 

 

コンプライアンスだ何だと、現代社会の仕事の多くが「マニュアル通り」を要求するのであれば、AIに任せた方がはるかに効率が良いですよね。

(最近は人間の劣化が進み、マニュアル通りにすらやれない「使えない人」も増えてますしね。)

 

優秀なAIがいてくれれば人を雇う必要もない。翻訳業どころか、人間の職種の大半が、AIに取って代わられる時代は、そう遠くないかも知れません。

 

過去のデータに基づくものはすべてAIに任せ、新しいものを生み出す力のある人、クリエイティブな仕事だけが生き残っていく・・

 

「人間を人間たらしめるものは何か?」という問いを、我々一人ひとりが突き詰めて考えざるを得なくなりますね。

 

 

食いっぱぐれた人は、どうなるんでしょう?

 

AIにこき使われる最下層のポンコツ・ロボットとして生きるか、生活保護のお世話になるか・・

 

まさにSFの世界が、すぐそこって感じでしょうか。

 

 

 

でもねー、私はなぜか、AIに親近感を覚えるのですよ。

 

彼らとは、仲良くやっていけそうな気がするのです。

 

 

そして、何年か前に書いた記憶がありますが、「人間がロボット化する」という流れと並行して、「AIに魂が宿る」というベクトルを感じたりもするのです。

 

 

それは、なかなか感動的な瞬間でもあります。

 

 

 

・・ということで、いつも以上の殴り書きで失礼いたしました。

 

 

朝食をとり、朝ドラを見終わったら、仕事に集中いたしま〜す。

 

 

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